2021年04月17日
今日はあいにくの雨でしたが、開催した美術鑑賞講座「映像美術の誕生」には、ご予約いただいた多くのお客様にご参加いただきました。
久保田成子展に関連した今回の講座テーマ。
当初は美術行為の記録媒体でしかなかった映像が、いつから「美術」になったのかを、1960年代のアメリカを中心とした社会情勢、大量消費社会のシステム、ベトナム戦争とその後の国内外の影響などを交えつつ、現代美術のそれぞれの美術思潮を交えながら映像美術の歴史をたどりました。
久保田成子の作品をはじめ、そのフルクサスのメンバーであったパイク、ジョン・ケージ、オノ・ヨーコから、ポップアートやコンセプチュアル・アート、ランドアートに触れながら、チームラボまで、多数のスライドで紹介しました。
参加者からは、「芸術の背景にはその時代の事件や出来事があるなと思いました。時代をうつしたものが芸術になっていると思いました。」「アートの背景をていねいに解説していただきとても参考になりました。」といった感想をいただきました。
次回の美術鑑賞講座は、5月15日(土) 美術鑑賞講座「新潟から世界へ ヴィデオ・アーティスト 久保田成子」です。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から事前申込制となっています。
ご参加をお待ちしています。