原田マハさんのスペシャルトークを開催しました！
2016年07月08日
７月２日（土）、梅雨の晴れ間のような昼下がり、待ちに待った原田マハさんのスペシャルトーク「世界でいちばん幸福な場所－ジヴェルニー訪問 モネの光を求めて－」が開催されました。
県内外からご応募いただいた参加者の皆様で、会場は満席となりました。
原田マハさんが２０１３年に刊行した短編小説集『ジヴェルニーの食卓』の表題作は、印象派の巨匠モネの姿を義理の娘ブランシュの目を通して描いた心温まる小説です。
原田さんは何度もジヴェルニーに足を運び、取材を重ねるうちに、まるでご自身がモネの娘になったような気持ちをいだくようになられたそうです。
トークの前半では、モネの生涯や同時代の社会的状況などをわかりやすく説明していただきました。そして後半では、ジヴェルニーにおけるモネ家の人々の日常が、現地で撮影された写真とともに紹介され、さらに、モネの旧居なども見せていただきました。何と、原田さんはジヴェルニーの庭やオランジュリー美術館を貸し切っての撮影が許されたとのことで、最後にそのスライドが投影された時には、会場から思わず歓声が上がりました。
原田さんと一緒にモネの人生をたどり、旅をしたような充実感のある１時間半でした。「人間モネを知るすてきなトークでした」「物語のようなお話に引き込まれ、もう一度モネ展を訪れたいと思った」など、参加者の皆さんからも好評でした。
原田マハさん、本当にありがとうございました。
モネ展では、来る７月１３日（水）には「澤クヮルテットコンサート～目できく音、耳でみる絵～」（リリックホールTEL.0258-29-7715、全席指定 2,000円）など関連イベントが予定されています。どうぞ、お気軽にご参加ください。