5/24(土)に2つのイベント(対話型鑑賞・美術鑑賞講座)を行いました

2025年06月01日

5月24日(土)に、対話型鑑賞(午前)と美術鑑賞講座(午後)を行いました。

午前にコレクション展示室で行った対話型鑑賞には、幅広い年代の方10名以上がご参加下さいました。

コレクション展示室1「新収蔵 金子孝信とその時代」では、新潟市出身の画家・金子孝信と、同時代の作家による1930年代制作の絵画が多数展示されています。そこで、描かれた人物の服装や髪型、使っている道具などに注目しながら、当時の風俗や生活の様子について、参加者それぞれに感想をお話しいただきました。「銀座を歩く女性の服装がゴージャス。きっとお金持ちだと思う」「パーマをかけている女の人が多い。小さな女の子は短めのおかっぱばかりだね。」「雪国の子どもたち。前かけをしたり、そりを引いたり。家族の仕事を手伝っていたのかな」じっくり作品を観察し、たくさんの発見がありました。

午後には、長嶋主任学芸員による美術鑑賞講座「戦没画家・金子孝信と昭和戦前期の日本画」を講堂で開催しました。

1915年(大正4)に新潟市に生まれ、東京美術学校で日本画を学んだ金子孝信は、卒業後まもなく出征し、26歳の若さで亡くなりました。講座では、孝信の生涯と日本画制作の軌跡、孝信が見た昭和戦前期の日本画についてなどを、残された日記などの資料を紹介しながらお話しいたしました。

2つのイベントにご参加くださった皆さま、ありがとうございました。