日本画ワークショップ「実践 掛け軸の扱い方・飾り方」を実施しました。

2024年01月23日

当館では、コレクション展第4期「近代美術館の日本画の名品」(3月31日まで)にあわせ、新潟県立美術館友の会の共催により、「大人のための日本画ワークショップ」(全5回)を開催しています。
1月21日(日)には、その1回目として「実践 掛け軸の扱い方・飾り方」を行いました。

初回の講師は、表具師の神尾顕斗さんです。
新潟市に仕事場を構える「神尾萬正堂」の二代目で、先代の時代から当館所蔵品の修復を多数手がけています。

掛け軸の表具に使う刷毛や裂(きれ)などを見せていただきました。
神尾さんは、月40本・年間500本もの掛け軸の表具をこなしているそうです。
表具師は服屋さんと同じで、作品に似合う裂を探すのが仕事、という言葉が印象的でした。

ワークショップの後半は「実践編」です。参加者の皆さんひとりひとりに、箱から掛け軸を出し、壁に掛け、箱にしまうまでを体験していただきました。
神尾さんから直々に指導してもらい、作品を傷めない扱い方を学ぶことができました。

※次回以降の「大人のための日本画ワークショップ」は、すべて定員に達しました。
現在は、キャンセル待ちのお申し込みを受け付けている状況です。