企画展「写真家・濱谷浩」の皆様からの感想をご紹介します【その4】

2015年07月31日

開催中の「生誕100年 写真家・濱谷浩」では、展覧会をご覧になった皆様から感想をお寄せいただき、会場内で一定期間掲示させていただいております。これまでにも多くの感想をいただきましてありがとうございます。その中から、一部ではありますが、ホームページでもご紹介させていただきます。
残りの会期中も随時更新していきますので、ぜひ展覧会をご覧いただき奮って感想をお寄せください。

  ◆皆様からの感想 (抜粋)

・どれも「本当」、戦時中のウソも「本当」。じわりじわりと目頭が熱くなりました。これからの日本、世の中がどうなってゆくのか。記録する、残す大切さを改めて感じました。「写真は芸術ではない」(濱谷の言葉)。では、写真は記録だけなのか?記録する行為の中に”美しさ”を感じずにはいられませんでした。頭の片隅にいつも置いておきます。ありがとうございました。(40代の男性)

・写真は記録であることを痛切に感じさせられた1枚1枚の作品でした。厳しい環境の中での作業(農業・漁業)。先人たちの苦労の上に現在の豊かな生活があることを忘れず生きて行きたいと思います。(60代の女性)

・今日は2度目です。価値は日常にあると、1日1日を生きています。「再び時代の渦に巻き込まれないだけの自覚と強さが私には備わっている」(濱谷の言葉)。今の日本人にはそれだけの強い気持ちを持っている人がどれだけいるのでしょうか?戦後70年の今だからこそ、きちんと考えて生きて行かなければならないと思います。こういう展覧会こそ観なければいけないと強く思います。(60代の女性)

・写真に写っている人々がその時を一生懸命に生きていると感じました。現代にはない生命力、熱意を感じ、写真を見ていて涙ぐんでしまいました。今の時代は豊かすぎて不安を覚えます。もっと今を真剣に生きようと思います。すばらしい展覧会でした。(20代の女性)

・何度か泣きそうになりました。日本を新潟を、それぞれの風土と人間の強さや弱さを再確認したように思います。写真家の人間に対するまなざしと技術的な裏付けは参考にしたいと思います。こうして時が進み歴史が形成されるのですね。大変良い企画だったと感謝いたします。(60代の男性)