グラフィックデザイナー・亀倉雄策(新潟県燕市出身)の生前の業績をたたえ、創設された「亀倉雄策賞」。亀倉が初代会長を務めた公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(略称JAGDA)が発行する年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、毎年最も優れた作品とその制作者に贈られます。19回目となる今回は、渡邉良重の洋菓子のパッケージデザイン「AUDREY」が高い評価を受け、選出されました。会場では「AUDREY」のパッケージをはじめ、これまで渡邉氏が手がけてきたイラストレーションの仕事や作品を紹介します。
また、同じく『Graphic Design in Japan』出品者の中から、今後の活躍が期待される39歳以下の有望なデザイナーに贈られる「JAGDA新人賞」。35回目となる今回は、玉置太一・三澤遥・八木義博の3名が選出されました。各受賞作品および近作を集めた展覧会を同時開催します。日本のグラフィックデザインの現在を、ぜひご覧ください。
主催: 長岡造形大学 新潟県立近代美術館 公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会
協力: クリエイションギャラリーG8
協賛: 株式会社プレジィール 東リ株式会社 / 協力: 亀倉雄策賞事務局 / 会場構成: 張替那麻建築事務所 (以上亀倉雄策賞展)
協力: 株式会社精美堂 株式会社電通オンデマンドグラフィック 株式会社フレームマン 株式会社ショウエイ 株式会社竹尾 (以上JAGDA新人賞展)
会場: 当館2Fギャラリー
12月2日(土)
① 11:00~12:00 玉置太一・三澤遥・八木義博 (JAGDA新人賞受賞者)
※12:00より新人賞受賞者によるギャラリーツアーあり(約30分)
② 14:00~15:30 渡邉良重 (亀倉雄策賞受賞者)
会場: 当館 講堂 (定員165名/参加費無料/申込不要/各講演30分前より開場)
渡邉良重 Yoshie Watanabe
1961年山口県生まれ。山口大学卒業。1986年宮田識デザイン事務所(現・ドラフト)入社。植原亮輔と共に2012年にKIGIを設立。グラフィックデザインの他、現在もドラフトのプロダクトブランド「D-BROS」のディレクターを務めながらも、糸井重里氏が主宰する「ほぼ日」と洋服のブランドCACUMA(2013年~)を、さらに滋賀県の伝統工芸の職人たちと、陶器・家具・布製品などのブランドKIKOF(2014年~)を立ち上げた。また、デザインワークの流れの中で作品制作をし、展覧会を行っている。2015年に東京・白金にKIGIの生み出すデザイン製品等を販売するショップ&ギャラリー「OUR FAVOURITE SHOP」をオープン。絵本『BROOCH』(文・内田也哉子)、『ジャーニー』(詩・長田弘、ジュエリー・薗部悦子)、『UN DEUX』(文・高山なおみ)、『ぬりえの赤ずきん、くるみ割り人形、不思議の国のアリス』(文・安藤隆)、および作品集『キギ/KIGI』『KIGI_M』をリトルモアより刊行。東京ADCグランプリ、D&AD金賞、One Show Design金賞、NY ADC金賞などを受賞。
玉置太一 Taichi Tamaki
1984年神奈川県生まれ。2006年日本大学藝術学部デザイン学科コミュニケーションデザインコース卒業、同年電通入社。NY ADC銀賞、One Show銅賞、Adfest銅賞など受賞。 チョコレート菓子のポスター「森永DARS」 |
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三澤遥 Haruka Misawa 1982年群馬県生まれ。2005年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。デザインオフィスnendoを経て、2009年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年7月より三澤デザイン研究室として活動開始。 動物園のブランディング「UENO PLANET」 |
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八木義博 Yoshihiro Yagi 1977年京都府生まれ。2001年京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業、同年電通入社。東京ADC賞(2009、2013、2014)、佐治敬三賞、One Showグランプリ、Cannes Lionsグランプリ、D&ADイエロー・ペンシル、NY ADC金賞など受賞。 鉄道会社のキャンペーンポスター「行くぜ、東北。」 |
2017年12月02日(土) ~ 2017年12月17日(日)
9:00~17:00
12/4(月)、12/11(月)
無料
新潟県立近代美術館
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