コレクション・ストーリーズ
―11年の物語―

概要

当館では、2003年度に「県民の美の財産―新潟県立近代美術館コレクション10年の歩み」と題した展覧会を開催し、開館から10年間のコレクションと活動を振り返りました。今回は、その後の11年間に収集された主な作品を、当館の名品とともに、それぞれのストーリーで紹介する展覧会です。
実は、この期間の大半が作品購入のできない状況下でしたが、幸いにも個人の方々を中心とした寄贈により、約6,000点のコレクションにまで成長しました。なかでも、2004年に閉館した相澤美術館の1,000点を超えるコレクションを寄贈いただいたことは特筆すべき出来事です。
ところで、こうしたコレクションの形成には、これまで開催してきた数多くの展覧会が様々なかたちで影響していることはあまり知られていません。そうしたことから、関連する展覧会もあわせて紹介することで、当館の11年の活動の軌跡を収集と展示の側面から振り返りたいと思います。

huukeitoshitunai
エドゥアール・ヴュイヤール 《風景と室内》(1896-99)より 「ヨーロッパ橋で」〔前期展示〕

※学校向け団体観覧のご案内はこちら、障害者の方へのご案内はこちらをご覧ください。

展示構成

万代島美術館の開館/相澤美術館と相澤コレクション/ヴォラールのナビ派版画集/亀倉雄策と亀倉雄策賞/尾竹三兄弟/新潟県の人間国宝/三代宮田藍堂のアクセサリー/大理石彫刻―北村四海と武石弘三郎/堺時雄と写真の黎明期/洲崎義郎をめぐる洋画家たち
[日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書、写真、グラフィックデザイン 約140点]

主催

新潟県立近代美術館

後援

長岡市/長岡市教育委員会/新潟日報社/朝日新聞新潟総局/毎日新聞新潟支局/読売新聞新潟支局/産経新聞新潟支局/ NHK新潟放送局/BSN新潟放送/NST/TeNYテレビ新潟/UX新潟テレビ21/ケーブルテレビのエヌ・シィ・ティ/ エフエムラジオ新潟/FM PORT 79.0/FM KENTO/ラジオチャット・エフエム新津/ 燕三条エフエム放送株式会社/FMながおか80.7

関連イベント

美術鑑賞講座「コレクションと展覧会」

当館講堂にて 参加無料 申込不要 先着165名
2月28日(土) 14:00~15:30 講師:澤田佳三(当館学芸課長代理)
展覧会との関わりを視点に、この11年間に収集された作品を振り返りながら、収集と展示という美術館の主要な活動を紹介します。

学芸員による作品解説会

14:00~ 企画展示室 ※要観覧券
会期中の日曜日

展示作品

出品リスト(154KB)

miya-dont-open
宮芳平《ドント・オープン》大正中期

eguti-kawa
江口草玄《川》1963年(後期展示)

shikai-haikeiari-195x300
北村四海《女性立像》1926年

hukuda-300x238
福田美蘭《ブッシュ大統領に話しかけるキリスト》2002年

otake-goto-300x63
尾竹竹坡《梧桐》1911年(前期展示)

tamagawa
玉川宣夫《木目金花瓶》2009年

sakaitokio
堺時雄《シルエット》1926年(後期展示)

rando
三代宮田藍堂《指輪 美豆波乃女》1980年頃

tokyo olimpic
亀倉雄策《東京オリンピックシンボルマークポスター》1961年

 

基本情報

会期

2015年02月03日(火) ~ 2015年04月05日(日)

開催時間

2015年2月3日(火)~4月5日(日)※会期中一部展示替えあり[前期:~3月1日(日)、後期:3月3日(火)~]9:00~17:00  券売は16:30まで

休館日

2月9日(月)、16日(月)、23日(月)、3月2日(月)、9日(月)、16日(月)、23日(月)、30(月)

観覧料

一般…当日600円、団体400円。大学・高校・中等教育(後期)…当日400円、団体200円。※小・中学校・中等教育(前期)の児童・生徒は、無料です。※団体は有料20名以上です。

会場

新潟県立近代美術館
交通案内はこちら