富山県立近代美術館は1981年に開館し、「20世紀美術」を最大の特色とするそのコレクションは、ピカソ、ミロ、ウォーホルといった欧米作家たちの代表作を中心に、20世紀初頭から現在にいたるまでの多様な美術の流れを紹介する内容となっています。一方、富山県水墨美術館は、日本の風土にはぐくまれた伝統的な水墨画を広く紹介することを目的として設置され、1999年の開館以来、日本文化を発信する美術館として注目を受けています。本展では、富山県立近代美術館と水墨美術館のコレクションから精選した現代美術、日本画、水墨画の名品約150点を、「西洋の美」「東洋の美」の二部構成によって展示しました。