良寛の遺墨が国の重要文化財指定を受けてから四半世紀、また、県指定も半世紀が経ちます。これを記念し、新潟県内良寛遺墨に焦点をあて、個人所蔵家の方々、博物館等の御協力により、八十余点の遺墨を一堂にご覧いただきます。
良寛と交遊し、また支援して深いゆかりを持つ、いわゆる「御三家」として知られる分水町の阿部家、解良家、和島村の木村家に伝わる遺墨から、重要文化財を含め二十八点もの名品をご紹介するほか、市町村文化財、そして未指定ながらも各家で大切に保管されてきた数々の名品をご覧いただく貴重な機会となります。新潟県が誇る良寛遺墨の粋をお楽しみください。