21世紀が目前に迫っています。20世紀、科学技術はめざましい進歩を遂げ、人々の生活は大きく変わりました。しかし、一方で多くの戦争が繰り返された世紀でもあります。そんな20世紀にあって写真技術もまた急速に発達し、貴重な記録を数多く残してきました。本展は写真史にその名を刻む写真家約30名の代表作200点で、自らの生きた時代を見つめ直そうというものです。あわせて、「20世紀の人たち」のポートレイト約60点もご覧いただきます。20世紀という時代と、そこに生きた人々へ向けられた写真家のまなざしは、来るべき新たな世紀に私たちはどうあるべきかをいま一度確認する貴重な機会を与えてくれることでしょう。