新潟の美術2001 深澤索一と近代の版画
新潟県立近代美術館セレクト2

概要

吉田町出身の版画家、深澤索一(1896-1947)の展覧会を開催します。明治末を迎えるまで版画は、絵画の複製品のように見られ、また浮世絵版画のように版元の意向の下、絵師、彫師、摺師の職人的分業体制で作られていました。しかし、明治も後半になると西洋の新しい美術思潮の影響を受け、自我に目覚めた作家たちは、すべて自分の意志、手による、オリジナルの版画を作り始めます。そうした動きは創作版画運動となり、版画の近代化を進め、大正、昭和へと発展、展開してきました。索一はその創作版画運動の展開の時代、版画の地位確立を推し進めた一人でした。この展覧会では、索一の創作版画をはじめ、デッサンや水墨画、そして関連資料から索一像を浮かびあがらせます。また、同時代の版画家の作品も併せて展示し、版画にもたらされた近代の時代をご覧いただきます。

基本情報

会期

2001年02月26日(月) ~ 2001年03月20日(火)

会場

新潟県立近代美術館
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