1997年5月に亡くなった国際的グラフィックデザイナー亀倉雄策(新潟県吉田町出身)が生前に収集したコレクションが遺族から新潟県に寄贈されました。この「亀倉雄策コレクション」は総数281点。内容はピカソ、フォンタナなどの絵画、マリノ・マリーニ、イサム・ノグチほかの彫刻、ミロの版画、ガラスを中心とした工芸、ロシア、朝鮮、アフリカの民族資料、19世紀英国の博物誌を含む書籍と多岐にわたり、いずれも亀倉雄策の制作活動の周辺と交友関係、そして何よりもその人間像を浮かび上がらせる貴重な作品、資料群です。本展は、このコレクションとポスターの代表作、そして亀倉氏と交友があった国内外の43人の画家、デザイナーが追悼のために制作した作品の3部構成により、多面的に亀倉雄策像を紹介いたします。