ブラジルの陽光、色彩の祭典 マナブ間部展

概要

マナブ間部は、鮮烈でかつ洗練された色彩と感受性による抽象絵画によって、ブラジルを代表する国際的画家として高い名声を得ています。彼は、1924年熊本県に生まれ、10歳の時に一家でブラジルに移住しました。そして1951年にリオ国立美術館展に初入選するなど、本格的な絵画を描きはじめました。そして、1959年にブラジルの美術界の年間総合優秀賞・第1回レイネル賞を受賞するとともに、第5回サンパウロ・ビエンナーレで国内大賞を獲得し、さらにアンドレ・マルローに注目され第1回パリ青年ビエンナーレにブラジル代表として招待され最高賞を受けました。この時期に一挙にブラジルを代表する国際的な画家として脚光を浴び、また、1960年にはブラジルに帰化し、最も著名な日系人画家となっています。この展覧会は、初期の具象作品から抽象作品までの約60点で、ブラジルの大自然と日本的な感性を融合させた個性あふれる画業の全貌を紹介します。

基本情報

会期

1997年04月10日(木) ~ 1997年04月22日(火)

会場

新潟県立近代美術館
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