近代絵画の100年 シカゴ美術館展

概要

ミシガン湖畔に立つシカゴ美術館は、アメリカ合衆国の数多くの美術館の中でもとりわけ充実したコレクションを有し、ボストン美術館やメトロポリタン美術館 などと共に全米屈指の美術館に数えられています。ヨーロッパ、アメリカの絵画・彫刻や東洋美術などの高い水準を示す収蔵作品は、専門家はもとより多くの美 術愛好家の憧れの的となっています。中でも、19世紀のフランス印象派・後期印象派絵画および、20世紀美術、そして自国アメリカの19・20世紀美術の 優れたコレクションは、豪華な日本の浮世絵コレクションと並んで、シカゴ美術館を特徴づける大きな特色として世界の注目を集めてきました。本展は、こうし たシカゴ美術館の優れたコレクションの中から、主に印象派以降の19世紀のフランス、アメリカ、20世紀欧米の代表的名作を選び、フランス、アメリカ両美 術を同時代的に概観し、常に美術の先進地であり続けるフランスと、わずか一世紀の間に今日の世界の美術を先導するにいたったアメリカ美術の祖型ともいうべ き絵画表現を振り返ります。あわせて、20世紀のモダニズムの潮流を概観しながら、モダン・アートの揺籃と成熟に改めて光を当てようというものです。どう ぞこの機会に、シカゴ美術館の名品の数々を心ゆくまでご鑑賞ください。

基本情報

会期

1994年04月20日(水) ~ 1994年05月29日(日)

会場

新潟県立近代美術館
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