印象派への旅
―戦後70年 ひろしま美術館フランス絵画展

概要

本当に会いたかったコレクション

 19世紀後半に登場したモネやピサロら印象派の画家たちは、自然の光をみずみずしい感受性でとらえ直し、色彩分割によって明るい画面を実現するという革新をなしとげました。近代絵画はその後スーラ、シニャックらの新印象派を経て、多彩な造形運動を伴った20世紀美術へと展開していきます。
 本展では、別名“印象派美術館”として知られる「ひろしま美術館」の優れた西洋美術コレクションの中から、印象派を中心にバルビゾン派からエコール・ド・パリへと至るフランス近代美術100年の歴史を概観する名品70点を精選してご紹介します。

【ひろしま美術館】
戦後復興の道を歩んできた人々の希求に応え、1978年に広島市の中心部に設立されました。“愛とやすらぎのために”をテーマとした美の殿堂ともいわれています。戦後70年の今年、新潟県内で唯一空襲体験のある長岡で展覧会を開催できることは大きな意味があるといえるでしょう。

 エドゥワール・マネ
《灰色の羽根帽子の婦人》1882年

 展覧会チラシ(1.21MB) 

プレスリリース(479KB)

※学校向け団体観覧のご案内はこちら、障害者の方へのご案内はこちらをご覧ください。

 

主催

新潟県立近代美術館/新潟日報社/NST/ひろしま美術館フランス絵画展実行委員会

特別協力

公益財団法人 ひろしま美術館/広島銀行

後援

長岡市/長岡市教育委員会/新潟・フランス協会/NHK新潟放送局/エフエムラジオ新潟/FM PORT 79.0/FM KENTO/ラジオチャット・エフエム新津/燕三条エフエム放送株式会社/FMながおか80.7/新潟日報美術振興財団

関連イベント

特別講演会「フランス近代美術はなにをもとめたか― あるいは日本人はフランスに何を求めたか」

当館講堂にて 参加無料 申込不要 先着165名
4月26日(日)14:00~
講師:馬渕明子氏(国立西洋美術館長)

美術鑑賞講座「パリの陰影―印象派誕生の謎を追う」

当館講堂にて 参加無料 申込不要 先着165名
5月23日(土) 14:00~15:30 
講師:平石昌子(当館学芸課長代理)
光を追い求めた画家たちが魅せられたのは、意外なことに「影」の深い色合いでした。印象派の陰影にまつわるなぞを読み解きます。

学芸員によるスライドトーク

当館講堂にて 参加無料  申込不要 先着165名
5月3日(日)、17日(日)、31日(日) 14:00~14:30

映画鑑賞会

当館講堂にて 参加無料 申込不要 先着165名
4月19日(日) 14:00~ 「巴里のアメリカ人」(1951年・113分)
5月9日(土) 14:00~ 「そして誰もいなくなった」(1945年・97分)

ワークショップ

当館講座室にて 参加無料 ※要申込 定員20名
5月2日(土) 14:00~ 「フランス色のコースターづくり ~印象派の点描入門~」
シニャック、スーラの作品をもとに、紙のコースターに点描で描くことを楽しみます。

コンサート

エントランスホールにて 参加無料
5月16日(土) 14:00~ 「パリ・ミュゼット」
演奏:田中トシユキ(アコーディオン)

出品作品

 


アメデオ・モディリアーニ
《男の肖像》1919年

anli-hiroshima
アンリ・ル・シダネル
《離れ屋》1927年

Pissarro-hiroshima
カミーユ・ピサロ
《ポン=ヌフ》1902年

Renoir-hiroshima
オーギュスト・ルノワール
《パリスの審判》1913-14年

Signac-hiroshima
ポール・シニャック
《パリ、ポン=ヌフ》1931年
Kisling-hiroshima
キスリング
《ルーマニアの女》1929年

 すべてひろしま美術館所蔵

 

基本情報

会期

2015年04月18日(土) ~ 2015年06月07日(日)

開催時間

9:00~17:00 券売は16:30まで

休館日

月曜日(ただし5月4日は開館)

観覧料

一般…当日1,200円(1,000円)、 大学・高校・中等教育(後期)…当日1,000円(600円)
※(  )内は有料20名以上の団体 小・中学校・中等教育(前期)の児童・生徒は、無料です。

会場

新潟県立近代美術館
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