2022年度 第2期

概要

展示室1・2 「親と子のワクワク美術館 いきいき!生き物 ―近代美術館の動物たち」

イヌやネコといった身近な動物から、シカやキツネなど野山の動物、ラクダやゾウなどの異国の動物、そして鳥や魚、虫やカエルまで、作品の中には生き物がいっぱい。所蔵品の中から、生き物が描かれた作品を展示します。

 
日本画の中の生きものたち

日本画の伝統的なジャンルに「花鳥画」がありますが、そこには花や鳥ばかりではなく動物たちも描かれます。ここでは、掛け軸や屏風に描かれた動物たちを紹介します。一双屏風にえがかれた、対の表現も見どころです。

土田麦僊《山茶花》(部分)大正中期[前期展示]

竹内蘆風《極彩色孔雀之図》1926年[前期展示]

 

 

野山の動物たち / 水中・空の生き物たち

鹿やキツネやイタチなど、野山を自由にかけまわる動物たち、また鳥や魚など水の中の生き物や鳥たちの姿も紹介します。その姿は、時にはたくましく、また時にはかわいらしく描かれています。

 

竹内浩一《降》2000年

宮川香山(二代)《八幡古瓦》1920年頃

 

 

人と親しい生き物たち

虫やカエルのように、身の回りの自然の中でよく見るものたち、そして、人間と暮らし、一緒に遊んだり、人間のために働いてくれる動物たちを紹介します。これを描く作者の愛情を感じながらご覧ください。

三芳悌吉《初夏》1977年

渡邊利馗《鏡の前で毛繕いする猫》1985年

 

 

 

異国の動物たち

遠い外国で暮らす動物たちです。キリンやゾウやヒョウなど、独特の模様と美しい姿態を持つ動物は、異国の情緒とともに、画家の格好のモチーフとなりました。

三浦小平二《青磁絵皿シルクロード》1978年

(部分)

 

 

展示室3 「近代美術館の名品」

当館の名品を選りすぐり、展示紹介します。

アントニオ・フォンタネージ《ブジェイ高原》1858-60年頃

明治9年(1796)の工部美術学校開設にあたって油画の指導者としてイタリアから招聘され、本格的な西洋の油画技法を招来したフォンタネージの、バルビゾン派的要素を含んだ画風を示しています。

 

ジュリアン・デュプレ《羊飼い》1883年頃

ミレーの厳粛な農民絵画に強い影響を受けていますが、デュプレの場合、粗末なマントをまとい、犬を連れた身近な、親しみやすい姿で描かれています。

 

小泉成一《小春ノ日和》1888年

長く、鹿子木孟郎の裏書きにより小山正太郎の作品とされていましたが、平成4年(1992)の作品修復と、その後の調査により、森鷗外も目にした小山の弟子・小泉成一の制作と判明した作品です。

 

 


会期中展示替えがあります[前期:~8月7日(日)、後期:8月9日(火)~]

※画面上部の画像:渡辺利馗《鏡の前で毛繕いする猫》1985年 (「いきいき!生き物」より)

出品リスト(前期)316KB

出品リスト(後期)327KB

基本情報

会期

2022年06月28日(火) ~ 2022年09月25日(日)

開催時間

9:00~17:00
券売は16:30まで

休館日

7月4日(月)、11日(月)、19日(火)、25日(月)、8月1日(月)、8日(月)、15日(月)、22日、29日(月)、9月5日(月)、12日(月)、20日(火)

観覧料

一般430円(340円)
大学・高校生200円(160円)
※中学生以下無料

会場

新潟県立近代美術館
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