開館10周年記念 県民の美の財産
―新潟県立近代美術館コレクション10年の歩み ―

概要

1993年(平成5)7月15日、長岡市に県立近代美術館として開館した当館は、2003年7月で10周年を迎えました。
この間、展覧会を中心に講演会や講座、解説会など様々な活動に取り組んできました。また美術館の役割である作品の収集については「世界の美術」「日本の美術」「新潟の美術」という3つの柱に沿って進めてきました。10年間で収集された作品は1,000点を越え、所蔵品全体では2,744点となりました。また、開催された展覧会は58回に及び、入館数も平成14年度末で124万人を数えています。
作品の収集は、1967年(昭和42)に創設された当館の前身、新潟県美術博物館の25年余という歴史の上に積み上げられてきたものです。1981年(昭和56)に大光コレクションの94点が加わり、1992年(平成4)に長岡市の医師・坂井藤吉氏から氏のコレクション73点が寄贈されたことは当館の収集作品の質と量を飛躍的に増大させることとなりました。県立近代美術館として開館した後も継続して収集した多くの作品により、収蔵品はさらに充実度を増し、現在に至っています。
本展は、開館後10年の間に収集された作品から、およそ140点を展示することにより、当館の10年間の作品収集の歩みを検証し、新たな第一歩を踏み出そうとするものです。

基本情報

会期

2004年01月08日(木) ~ 2004年03月21日(日)

会場

新潟県立近代美術館
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