「モネ展」オープニング記念講演会が開催されました!

2016年06月05日

モネ展初日の6月4日の午後、マルモッタン・モネ美術館の副館長であり、本展監修者でもあるマリアンヌ・マチューさんの講演会「モネの遺産」が開かれました。165席ある会場は満席で、熱気に包まれていました。

マリアンヌさんのお話の内容には大きく2つのポイントがありました。

まずはモネの次男ミシェル・モネが、父親から受け継いだ作品群をマルモッタン美術館に遺贈した状況について、当時の貴重な映像を見ながら語っていただきました。

 次に、その遺産の一部である作品をスライドで見ていきました。モネの芸術の魅力を再発見できただけでなく、モネの人生により親しみを感じていただけるようなエピソードや視点が紹介されました。

 モネが睡蓮の花と出会うきっかけとなった1889年のパリ万博や、大作を描くための巨大なアトリエをジヴェルニーの自宅に増築したことなど、制作の状況がありありと思い浮かぶような素敵なお話でした。

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聴衆の皆さんも熱のこもったお話に引き込まれたご様子でした。

 

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モネの睡蓮を会場でじっくり見てほしいと語るマリアンヌさん(中央)

 

「モネ展」会期中には

6月21日(火)「夏至の日 音楽の夕」や

7月2日(土)スペシャルトーク(講師:原田マハさん)

などイベントが目白押しです。ご注目ください。