時代を駆け抜けた美術館と若く熱き美術家たち 「長岡現代美術館賞」回顧展

概要

新潟が大地震で揺れ、東京はオリンピックに沸いた昭和39(1964)年。その夏、長岡市坂之上町に一私立美術館が開館しました。現在、長岡商工会議所一階の美術文化ホールとなっているその場所こそ、国内で初めて“現代”と銘打った「長岡現代美術館」でした。その活動の極めて先駆的な試みのひとつが「長岡現代美術館賞」です。それは「現代美術の推進に積極的に寄与することを念願として」(第1回長岡現代美術館賞展開催趣旨)設けられた賞で、国内外の新進美術家を選抜招待し、大胆にも公開の場で審査を行い、賞を決していました。当時の美術界から大いに注目を集めていましたが、残念ながら昭和43(1968)年に都合5回で終了してしまいました。
それら「館賞展」出品作品は、長岡現代美術館が昭和50年代に解散して以降は見る機会がほとんどありませんでした。その後NST新潟総合テレビの管理を経て、現在は財団法人駒形十吉記念美術館の所蔵になっており、平成13年には当館が作品の寄託を受け、管理しています。
本展は、「館賞展」出品作品をできるだけ展示し、現在の視点から検証する試みです。若い美術家たちの創り出した作品群は現代美術の熱き時代の雰囲気を今なお雄弁に伝えてくれます。更に、当時の雰囲気を追体験できるよう、旧現代美術館(現長岡商工会議所)にも第1回展出品作を中心に作品を展示いたします。

基本情報

会期

2002年04月20日(土) ~ 2002年06月09日(日)

会場

新潟県立近代美術館
交通案内はこちら