パリ・オランジュリー美術館展

概要

セーヌ河沿いのチュイルリー公園にあるオランジュリー美術館は、オルセー美術館やルーヴル美術館とならんで、パリを訪れる日本人に最も人気のある美術館のひとつです。一階にモネの大作を飾った楕円形の《睡蓮の間》があることで有名ですが、二階にはセザンヌやルノワールなどの印象派や、ピカソ、マティス、ドラン、そしてローランサン、スーチン、モディリアーニなどエコール・ド・パリの画家たちの作品が常設展示され、いずれも各作家の代表作を堪能し得る質の高さを誇っています。本展は、150年近い歴史をもつ同館の建物が改築されるにともなって、モネの壁画を除くこれらのジャン・ヴァルテル&ポール・ギョーム コレクションの珠玉の作品群が、海外で初めて本格的に紹介されることになったものです。出品作品は、セザンヌ14点、ルノワール17点を含む油彩画81点による充実した内容であり、その中の60余点が日本初公開です。おそらく二度と実現することのない「パリ・オランジュリー美術館展」。フランス美術がもっとも輝いていた時代の名作の数々をご覧いただきたいと思います。

基本情報

会期

1999年07月10日(土) ~ 1999年09月12日(日)

会場

新潟県立近代美術館
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